【消防士を目指す】予防で役に立つ!予防業務で使える資格10選!
消防士になりたい!!と考えている方やすでに消防士で予防業務に興味がある!と考えている方に、「消防の予防をやっていく上で持っていると良い」とされるお勧めの資格をお教えします。
予防業務は、法令についても詳しくなる必要があり、その道のプロとして歩んでいくことになります。資格を持っているだけでも、説得力が増しますし、これから消防士になりたい人にはかなり有利になると思います
!
そんな他の人と少しでも差を付けたい方にお勧めの記事です。
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① 消防設備士 難易度★~★★★
消防設備の設置工事や点検等の為に必要な資格であり、国家資格でもあります。資格名に消防が入っており、消防士を目指す方に知らない人は居ないと思います。
資格の種類が多く、難易度も大きく違ってきます。
予防業務をやっていく上では、全て甲種(工事等も行える知識)で資格を取得する意気が必要だと思います。
なぜなら消防設備の設置の相談や、違反の状態を理解し、適切に行わせる必要があるからです。
もちろん無いと仕事にならない訳ではないでしょうが、正直業者目線から見ると知っている人と知らない人で明確に分かるので持っていた方が良いでしょう。
② 危険物取扱者 難易度★~★★★★
次に、危険物取扱者です。危険物と呼ばれるものは多岐に渡りますが、一番身近なものですとガソリン等が危険物に該当します。それらの取り扱いについての資格で、これも国家資格となります。
消防設備士と同様に、資格の種類が多く、難易度は個人的には危険物の方が取っ掛かりにくい印象があり、難しいイメージがあります。
その中で、消防士としてあれば良いと言われているのが、
「乙種第4類危険物取扱者」
と言われる資格であり、これは先に述べたとおりガソリンや灯油、アルコールなどの引火性液体の危険物を取り扱う資格になります。
予防業務においても、やはりガソリンスタンド関係の案件が多いようなので、最低でも乙4類は持っておく必要がありそうです。
その他にも、危険物については知識として持っていて損はないので、色んな危険物の資格を持っていると「おぉ、すごいな」となるらしいので、その道を極めたい人は頑張ってみるのもいいかもしれません。
③ 英検 難易度★★★~★★★★★
いきなり全然違う種類の資格でびっくりしたかもしれませんが、要は「英語が得意」がどうかです。
現在、どの地域においても外国人が増えて来ているようで、それは行政としても英語対応が必須になって来ています。英検は昔からある資格ですし、2級以上ぐらい持っていれば消防の世界では出来る方になれると思います。
消防業務全般で役立つとは思いますが、住民や業者と直接接することの多い予防業務においては「英語」は強みになります。
ぜひ、英語が得意な方は取ってもらいたい資格ですが、ある一定レベル(多分2級か準1級レベル)じゃないと評価されないので、難しい資格でもあります。
④ TOEIC 難易度★★★~★★★★★
③の英検と被ってしまうんですが、これも「英語」です。
TOEICは日常会話等の英語が重点的にされている?と私は認識しているんですが、その日常会話の英語が発揮されるのが予防業務であると思います。
ただ、TOEICで点数を取るのは難しいとされているのと、定期的に点数を取る必要があるみたいなので、英検の次点としています。
⑤ 通訳案内業 難易度★★★★
あんまり聞きなじみのない資格かもしれませんが、簡単に言うと「通訳する人」です。これは英語はもちろんですが、他にも中国語・韓国語・ポルトガル語などの日本に多く居る外国人の母国語について資格を持っていると良いです。
ただこの資格は非常に難しいため持っている人が消防士になろうと思うのかがそもそも疑問ですが、、
もし取得出来るのであれば、多様化する社会に対して行政も対応する必要があるので、引く手あまただと思います。
⑥ 建築士 難易度★★~★★★★
建築士は、木造建築士・2級建築士・1級建築士とありますが、1級は過剰、木造だと物足りないのでお勧めは「2級建築士」だと思います。
消防の予防は、建物に設備を付けるだけでなく、建物全体について考えることもあるみたいなので、建築の知識を持っておくことは非常に良いことです。
また、予防関係の業者はそういった道のプロなので、建築の知識をもった上で話を出来るのは業者としても非常にありがたいです。
ただ、受験資格が少しハードルが高いのと、試験の難易度も高いようなので簡単には取れないと思います。
⑦ 宅地建物取引士 難易度★★
⑥で述べたとおり、建築の知識として持っておくと良いです。建物だけでなく、土地についてや賃貸等の関係についても学ぶことが予防業務、特に違反等を取り締まる時に重要になるようです。
ただ、建築士等に比べて試験の難易度も簡単ですし、受験資格もなく誰でも受けれるので取得はしやすいと思います。
⑧ 電気工事士 難易度★~★★★
電気は意外と消防と密接な関係にあります。それは、火災の原因になることもあり、設備の設置等についても関係しているからです。
予防業務では、火災の調査や消防設備の設置などで電気の知識は必要となります。
また、受験資格もなく、試験もかなり簡単らしいので時間のある方は取ってみることをお勧めします。
⑨ ボイラー技士 難易度★~★★★
ボイラーと言われても直ぐに想像がつく人は少ないかもしれませんが、いわゆる「給湯機」です。
家だけでなく、建物にはほとんどついており、その設置については消防署に届出の必要があります。そのためその届出を受け取る側も資格を持っている方が良いという事でお勧めしています。
また、この資格も受験資格がなく比較的簡単なため、誰でも取れる資格としてお勧めします。
⑩ 弁護士 難易度★★★★★
最後は弁護士です。
正直言って、弁護士になれるなら消防士にならない方が良いと思いますし、おそらく現役で弁護士資格を持った消防士は居ないと思います。
ただ、消防士から弁護士になった方はいるようなので、そんな優秀な人がいる場合のために一応お勧めしておきました。
おそらくそんな資格も持っている方は、間違いなくどこの消防にも入れると思います!
まとめ
今回は、消防士また予防業務に従事することを目指している方向けに必要な資格についてお伝えしました。王道な資格はもちろんあれば有利ですが、他の人との差別化は図れません。意外な資格が役立つものだったりすることもあると思いますので柔軟な考え方で自分の強みを作ることが大切だと思います。これからも資格等についての情報を発信していきます。
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